Simmons History by Bobb
レトロフィッシュをこよなく愛する”Bobb”が、シモンズの扉を開ける。
シモンズの歴史を回想しながらボードの魅力を語ります。
ツインキールフィッシュに魅せられて・・ツインフィンというシステムに絶大な信頼そして追求を美としてきた八年間・・そんな中「リチャードケンビン氏」主催の「ハイドロダイナミカプロジェクト」の記事に「シモンズ」というサーフボード・・。あの頃の僕はそれがデュアルフィンである事、その程度で・・何故かというとそれがとても奥深くてすごく高いステージのもの・・当然僕の目線まで訪ねてくれるとは思っていなかったからだ。
この「シモンズ」というボードデザインを築いた人物。

Bob Simmons(左端)
Bob Simmons(左端)

「ロバート(ボブ)・ウィルソン・シモンズ」。1919年~1954年9月没。いろんな文献を読んで僕なりに解釈した「ボブ・シモンズ」について少し書こうと思う。不幸な海での事故で35歳でこの世を駆け抜けたボブ・シモンズ。

10代で病を克服し、交通事故で瀕死の重傷から左腕の障害が残りながらも回復。この時点で彼はすでに奇跡の人だったのかも。入院中にある患者が熱く語ったサーフィン談に魅了された彼は退院後サーフィンに没頭する。

誰よりも大きな波に乗り、誰よりも速く波を駆け抜ける。
1953年にはハワイでビッグウェーブをチャージした記述もある「ビッグウェーブを楽しんだ」と。bobhawaii

そして何より注目すべきはサーフボードを科学的裏付けをもって製作したことだと思う。
優秀な彼はカリフォルニア工科大やそれ以外で得た知識(流体力学、航空力学など)を存分にサーフボードに注ぎ、当時としては斬新な素材にも取り組んだ。航空エンジニアとしても優れていた彼は自らのボードをマシンと呼びライダーをパイロットと呼ぶ。
今僕らが目にするのは晩年に製作されたデュアルフィンシモンズ(ハイドロダイナミック・プレーニング・ハル))を原形とするデザインのようだ。

デュアルフィンシモンズ
デュアルフィンシモンズ

数年前にカリフォルニアに行く直前のボス(直人プロ)が言った「シモンズについてしっかりジョン(ジョン・ウェグナー氏)とミーティングした!行くぞシモンズ」・・と。
数週間後ボスがミニシモンズのテストを終えて帰ってきた。テストライドでの話をジョン・ウェグナーシェイプのミニシモンズを眺めながらたくさん聞いた。この後にボスの衝撃のミニシモンズでのサーフィンを目の当たりにする事になる。
数年ぶりに地形のキマッたワイメア(入田浜の右の浜)で胸~肩サイズを満喫した僕と友人と入れ代わりにボスがミニシモンズを抱えて現れた。

最速だった・・ただ駆け抜けたんじゃない!
最速だった・・ただ駆け抜けたんじゃない!

そして・・右奥で形の良いセットにテイクオフ・・それからあっという間だった、センターの岩横まで・・。最速だった・・ただ駆け抜けたんじゃない、ふさわしい言葉があるとしたら「縦横無尽」に・・。
そのサーフィンが衝撃的で開いた口がやっと閉じた友人が言った「何いまの??」一呼吸して答えた・・「シモンズ」。
僕が衝撃に浸ってる月日にもボスのシモンズへの探究心は止まらなかったようだ。
ある日こう言った「シモンズをダイアモンドテールにしてレールの切り換えをスムーズに・・」と。翌年カリフォルニアでテストした「ミニシモンズダイアモンド」を持ち帰った。

ミニシモンズ:ダイアモンドテール
ミニシモンズ:ダイアモンドテール

イメージ通りスムーズなレールの切り換え、ターンができたようだ。そんなマシンについにあの男が食いついた・・

「Mr.Saltman」スタイリッシュで熱いサーファー、いつも僕に「立ち止まるな!」と悪意のないプレッシャーをかけてくれる、今回も・・しかも今回はシモンズでストークしてる彼を陸から見てしまった・・彼のインプレのPhotoをもう一度見てほしい。欲しいなシモンズ・・けど・・グッと堪える理由はいくつかあったが「生涯ツインキールフィッシュ宣言・・追求」の存在は大きい。

そんな僕にボスは「フリーサーファーたる者はすべてのボードを乗りこなさなければならない」と。この一言で僕がグッと堪える理由がなくなった!!そして僕は言った「シモンズか~し~て~ちょ!」。想像してた通り?・・いや、想像を遥かに超えるマシンだった。カッチャンのインプレ「この位置から走り出す?」まだ波がウネリに近い状態でも機能する・・低速域つまりロングボードの領域ってわけ。乗り過ぎ注意・・シェアしましょう・・と言われます笑。

いくら伊豆とはいえ真冬の海はやはり凍える・・(ドライスーツ&)があれば話は別だが・・このマシンでパパッと本数まとめてクイックサーフィン!。凍えて粘って不完全燃焼なんて事はありませんね。
minid2アウトラインでイメージ?。あなたのイメージを大きく裏切るでしょう。このマシンは縦横無尽、Mr.Saltmanのインプレをよ~く読んで下さい。今僕が言えるのは限りなくストレートなレールから繰り出されるスピードは最速。ダイアモンドテールによるストレスのないレールの切り換え・・本当に軽く踏んであげるだけ・・決して蹴ってはいけない。無駄を削ぎ落とし軽量化という形で得たEPSの浮力。

Ride On Bobb!
Ride On Bobb!

足の裏に硬いストリンガーを感じないのとハンパないフレックス。強靭なバネとしなやかさを持った体操選手と必要な分だけ浮力を持つ水泳選手のハイブリットのような・・。フィッシュとの比較?それは今必要ないかなぁ・・最速を追求する事は変わりないし、フィッシュとの密接な関係はすごく感じるかなぁ、特にロッカーは。
こんな素晴らしい質の高いマシンをシェイプしたジョン・ウェグナー氏。

ジョン・ウェグナー氏
ジョン・ウェグナー氏

彼はあの「ビング」でのシェイプ経験もあり深い関わりを持つ。
そしてここからが重要(試験に出ますレベル)。ビング氏はボブ・シモンズにとても可愛がられデュアルフィンシモンズを二本シェイプしてもらっている。って事は・・ビング氏と深い関係にある本物のシェイパー「ジョン・ウェグナー氏」がシェイプしたこの「ミニシモンズ」・・これは本物が本物を見て触れて感じてそれをインスパイアして、本物のサーファー鈴木直人プロがそれを証明した最高のマシンってことだ、キッパリと!!。

最後まで読んでくれた人、本当にお疲れ様でした笑。そしていつも「本物」を僕ら目線で教えてくれるボスへ・・リスペクトや感謝なんて気持ちはとっくに超越しています。あえて書くとしたら「いっつもイジッてくれて・・あざーっす!!」

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