retro twin fin 体験レポート BY MR B・A

  • 40代
  • 出身地 伊豆
  • ホームポイント 入田浜
  • ツインフィンボードサイズ 5’7″ × 20 1/2 ×2 3/8 (171cm × 52.1cm × 6.0cm)
    Shaped by Rick Rock

MR B・Aサーフィンするきっかけ

家の近くにサーフスポットがあり、良くサーファーの姿を眺めていました。サーフィンなら拘束時間も長くならないし、良い運動にもなる。 そんなきっかけで、ファンボードを借りて見よう見まねでやってみました。
最初はパドリングもままならず、テイクオフなんて全くできませんでしたがそれでも波に漂っている感じが楽しくて続けていました。 海に入りつづけ、1ヶ月くらい経ってようやくボードの上に立てる様になりました。ただ波に押され、スープの上を滑るだけでしたが、その時の感動は今も忘れられません。

ツインフィンに乗った理由

年齢も年齢ですし、時間が限られている中で、どうしたら多くの波に乗れるのか考える様になりました。まだ、3年程しか経験がありませんが、サーフィンは海に入り続ける事、経験を積む事大切だと思っています。 ただつらいだけでは長続きせず、楽しむ要素がなければいけない。どうすれば楽しくなるか、波に乗れれば楽しい、乗るにはレベルを上げればいい、でも技術はなかなか向上しない、 それなら多く波に乗れるような道具を揃えることも必要ではと考えました。ツインフィンはそんな時に知りました。もう波をバーティカルに駆け上がったり鋭いリッピングは体力的にも技術的にもできません。 と言うよりは波と同調したい、乗った波には1秒でも長く乗り続けたい、ゆっくりとクルーズしたい、自分の理想と技量、年齢に合ったサーフィンの実現に近ずけるかなと言う思いで手に入れました。

ツインフィンの魅力

ツインに乗るとテイクオフが早く波を多く捕らえられる。波の高い位置で疾走できるので長く乗り続けられる。レールが入ったターンをするとスピードを維持しながらドライブする。 特にフェイスを登って行く感覚はとても楽しい。そんな波に乗れたときは、おそらく独りでニヤついているのでしょう。でも入田浜はブレイクが早くて、ダンパー気味の日はツインだと波の力にあおられてしまう。 またサイズが大きくなるとゲティングアウトがきつくなる。

サーフィンの本当の楽しさ

サーフィンは本当に難しいですが、レベルに合った楽しみが常にあると思います。楽しさを伝えようとしても、経験していない人にはなかなか伝わらない。波という不確定な物をよりどころにして、 楽しさ難しさも個人的なもので、結局自己満足に過ぎないスポーツでもあると。でもサーフィンは理屈抜きに楽しい!!この年齢になって自分のすることに歓声を上げるなんてことまずありません。 毎日楽しくて、疲労困憊していても明日も良い波ならいいなとか、もう一度あの波に乗りたいとか考えがポジティブになります。
サーフィンは生産性はないかも知れないけど、幸せになれる要素が含まれていると思います。少なくとも私自身はサーフィンを始めてから変わりました。 周りで起こっている嫌なことも、サーフィンで解決するのではないかという気がしています。

サーフィンする環境

下田には良いサーファーがたくさんいて、見ているだけで楽しいし、お手本になります。混雑も少ないので、初心者の頃から大きなトラブルがなかったのも良かったです。 スポットやローカルの人達にそれだけの度量や余裕があるのだと思いますが、、、。
誰かと競うことも技術の向上につながるのでしょうが、競ってしまうと本来の楽しさを忘れてしまいそうで、、。 サーフィンは波と自分の関係の上に成り立っていると思うので、多少コンディションがきつくても余り人がいない状況でサーフィンする様にしています。波にコテンパにやられたり、 自然が圧倒的な場所にいることで普段あまり感じない人間の良さも感じられるようです。
また、周りの人に助けられていますね。家族にも感謝しています。相談できるのも大きい。 最初は独りでやっていましたが、サーフショップリアルに行くようになり、色々な話をして情報を得ることで新しい楽しさを知った面もあります。海で合う知り合いも増えました。 楽しさを共有している感じです。これからも年をとっても楽しめるサーフィンを探って行きたいと思います。