カリフォルニアの日本人サーファー達

あっと言う間に年末の騒ぎが終わり、もうお正月の静けさもずっと前の事みたいです。この数日はサンタアナという暖かいオフショアの風が吹き続け、波もそれなりにあったので、とても清清しい気候です。 こんな時はカリフォルニアに居て良かったな、と思えます。 もちろん気候だけでなく、サーフカルチャーが根付いている場所なので、僕らには最高な訳です。もうこちらに住んで長い日本のサーファー達も沢山いて、そういう家族の子供達も当然サーファーとして育っています。 今、彼らはNSSAでもスター選手として育ってきていて、もしかしたらWCTに入る始めての日本人になるかもしれない、と僕らは密かに期待しています。 その仲でもこの二人は僕も良く目にする機会がありますが、最近めきめきと実力を伸ばして来ています。
まず、サンクレメンテの Shaw Kobayashi君。 彼はSan Clemente Highschoolのサーフチームをひっぱり、NSSAの試合でもNationals(日本で言えば全日本)の常連です。まだ16歳ですが、今年からWQSを回ると張り切っています。

小林 ショー ( Photo by Titz )

そして、もう一人はハンティントンビーチのKanoa Igarashi君。 彼はまだ11歳になったばかりですが、昨日行われたNSSAの試合でも優勝し、シーズン 22勝目をあげました。これは、トム カレンやケリー スレーターの記録を破っていて、この記録がどこまで伸びるのかサーファーの間では、大きな話題になっています。
彼は最年少でUSAチームの代表にも選ばれ、将来を約束されたエリートサーファーとまで言われています。

五十嵐 カノア ( Photo by Key )

彼らはいずれも日本人の両親を持つアメリカ生まれの日本人サーファーです。 日本を代表する、という表現にはちょっと無理があるのかもしれませんが、僕ら日本人の悲願であるWCT入りを実現してくれる様、心から願っています。 NSSAはアメリカのトップクラスのサーファーを輩出し続けている組織で、そこのスター選手であれば、世界はもうすぐそこなんですからね! 頑張れ日本人!