今回初となるイベント”旧板会”の模様をお伝えします!
当日は波もあり大盛況でした。
”旧板会”は、私のコレクションである歴史的に価値のある”ヴィンテージ⁃サーフボード”をみんなに乗ってもらう会。
目的は3つ
1、昔のボードに乗ることでボードデザインの進化を感じてもらいたい。
2、昔のサーファーのボードを操る技術の高さを知って貰いたい。
3、それぞれのボードに合った乗り方やリズムで乗りこなして欲しい。
現代のボードは進化を続け”乗りやすく””高度なパフォーマンス”を求めるボードになりました。
コンピューターシェイプのない時代、サーフボードはすべて手作りで、同じボード(クローンボード)を作ることが出来ませんでした。
当時のそれぞれのボードは”厚み””ロッカー”が違いサーファー達は、それぞれのボードに合わせたボードのコントロールと技術を学ばなければなりませんでした。
「70年代~80年代のボードは厚く、重く」現代のボードのように、自分の思うがままにボードは動かなかったのです。
その当時は「ボードの調子が悪いから乗り換える」という考えがありませんでした。
ボードの性能を否定することは許されなかった時代、「ボードをコントロールできないのは、自分の技量がないからだ」と先輩から教えられました。
このボードはどんな乗り方をしたらいいのか?スムースなターンをするには?など、いつもボードに合わせた乗り方を考えていました。
ときには先輩のサーファーの意見を聞いてアドバイスを貰い、先輩の乗り方を見て研究して自分のボードの乗り方を追求しました。
YOU TUBE、ビデオもない時代、、、海から上がると上手いサーファーのライディングを仲間たちと見続けていました。
旧板会は、ヴィンテージボードのアナログ的な要素、クラフト感、温もりを感じる会。
「シンプルなターン」「スピード感」アクションの派手さはないけど本当のサーフィンの楽しさをみんなに伝えたいと思っています。
今回参加した方に感想を聞くと「ボードが勝手に走って面白い!」「ボードのコントロールが効かない!」「シングルフィンのボードはスムースに走りますね!」などでした。
みんな生き生きとした笑顔で話す姿が印象的でした。
マーク⁃リチャーズのシングルフィンに乗るMR.JA!
高橋さんのシングルフィン⁃ボトムターン。
インフィニティー⁃シングルフィンを滑走するBOBB!
SAN PEDRO // シングルフィンでボトムターンを決める山下さん!
クラッシックボードでフローターをきめるYusuke!
基本のあるターンが出来るからこそメイクできるパフォーマンス!
時を越えてタイムスリップしたサーフィンセッション。
またみんなで楽しみたいと思います!