伊豆サーフフィルムアートショー”上映作品”パート1

IZU SURF FILM ART SHOW 3rd

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上映作品
『ストーク&ブローク』

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ストーリー

流浪の無一文サーフトリップ
非日常の冒険の先にある“自由”とは?

【ファンウェイブとフリーな発想のサーフィン、ユニークな登場人物が語る人生観。

若い2人のサーファーは、社会やコミュニティーの中で、本当の自由を手に入れられるのか…。】


手作りの竹製リヤカーにサーフボードやソーラー発電機、最小限の生活道具を載せて、

南カリフォルニアのコースト沿いを無一文で南下していくふたりの若きサーファー、サイラス・サットンとライアン・バーチ。
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この映画は、DIYの精神とミニマリズムとシンプルライフを体現する彼らの8日間のサーフトリップをドキュメントした、ユーモラスなロードムービーだ。

サーフトリップといっても、そこは日頃ふたりが暮らしている地元のサンディエゴ。

でも、徒歩と野宿で旅するからこそ改めて見えてくるものもある。

それは日常の景色とはちょっと違う、非日常の視点で見た光景や人、波、モノゴト。

ふたりが行く先々で出会うのは、スティーブ・ファーガソンやリチャード・ケンビン、グレン・ホーンといった、

サーフィンに軸足を置くライフスタイルを貫いてきた超個性的な人びと。彼らは、社会と自由との

狭間で葛藤しながら立ち位置を模索してきた、その魅力的な人生をふたりに物語る。

道すがら、サイラスたちは自炊したり、他人に食事を奢ってもらったり、物乞いしたり、ドッグフードを食べたり…。

物質経済社会の中で無一文で生きることの難しさを知り、路上生活の中で感じる疎外感、

さらにコミュニティーからの孤立を味わう。

一方で良い波を見つけては、波に乗る道具を臨機応変に変えながら海に入る。
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時にはロングボードで、時にはアライアで、時には自作ハンドプレーンで、そして時にはフォーム材でサーフィン。海に癒され、波に乗る悦びに歓喜し、自由を謳歌する。

大量消費型の社会に一矢を報いる奇才サイラス・サットン監督のユーモアたっぷりの視座が、観る者に問題を提起する。

既存のサーフフィルムとは一線を画す「ストーク・アンド・ブローク」は、文明を享受することで失ってしまった

何かを現代人に改めて問う、ある種の社会派ドキュメンタリーフィルムなのである
監督:サイラス・サットン
配給:レイドバック・コーポレーション  2010年/アメリカ映画/1時間12分/カラー/ビスタ (C) a peel productions 2010