今年注目を集めているウルトラショートボード『MINIミニ』。RICK ROCKのシェープするミニボードはノーズ幅が狭く、アクションとマニューバーを重視したモデルです。
そこでMINIミニに合うフィンは何か?を考えてみました。フューチャーフィン『F4フィン』, 『WCTフィン』を比較することに。『F4』はフューチャーフィンの中でも最もベーシックなモデルです。小さい波からオーバーヘッドの波まで対応できます。フィンの根元の『ベース部』は狭すぎず、広すぎないミディアムサイズ。フィンの先端『テップ部』は、やや細い作りになっています。
『WCTフィン』は世界ツアーを転戦するWCTサーファーの意見を元にデザインされたフィン。特徴はフィンの根元となるベースがとても広く、フィンの先端となるティップ部分が細くフィンの高さが高めです。
フィンを重ねて見ましたのでご覧ください。下のブルーのフィンが『WCT』上の白いフィンが『F4』です。明らかにフィンの大きさが違いますね!!
『WCT』の方がベース部が広く、フィンのアウトラインは一回り大きめです。今度は裏にして見てみましょう。
『F4』に比べて『WCT』はフィンの高さが高いのが特徴です。
『WCTフィン』は、コンペティションサーフィンに重点をおいたモデルです。大きなドライブの効いたボトムターンとクリティカルポジション(波のトップの掘れたセクション)でのトップアクションが高得点を生み出すようにフィンはデザインされています。ドライブ性を高める為、ベース部を広くしボトムでの大きなターンを可能にし、トップアクションでのフィンの抜けを押さえる為にフィンを高く設定しています。ティップを細くする事でキレのある素早いスラッシュターンが可能なのです。
『F4』アウトラインは全体的に細く仕上がっているので、ボトムターン、トップターンが軽く、軽快に決まります。ただ、サイズが大きく、掘れた波になるとフィンが抜けやすい事が難点です。私は『F4』フィンは普段はサイズが小さく、厚めの波の時に使用しています。パート2ではミニボードに適したフィンはどちらか?を解説します。 Writing by Naoto