フィンレスボード”Vortex”パート1

3月にカリフォルニアを訪れた時にRick Rockからプレゼントされた近未来ボード”VORTEX”!!
ボードにはFinが無く、テールデザインは60年代のアメリカンクラッシックカーのようにテールの両サイドが流線型に尖った不思議なボード、、、。

 

 

 

 

 

実はこれは最近自分がフィンの無いウッドボード”アライア”に乗っている事を聞きつけRickが自分用に独自にデザインしてくれたフィンレスボードだったのです。

Rickの説明によると『トルネードの様にテールで水流が渦巻きボードは浮き上がり最速のスピードが体感できる』という、、、。

日本へ戻り”VORTEX”が乗れるいい波の日を待ち続けました。そして4月のある日、、、低気圧が抜けてムネ〜カタサイズのいい波がブレイクしました!! ついに”VORTEX”の出番だ!!急いで”VORTEX”にWAX UP を開始!! 入田に集まるサーフ仲間達が不思議そうにボードを眺めていた。『直人さんマジでこのボードに乗るんですか?』『これはジョークで作ったボードですか。』みんな待ってくれよ、僕の専属デザイナー”リックロック大先生”がマジで作ってくれたボードだよ!! これも次のデザインを生み出す為の新しい実験なんだよ!! 自分の思い通りに動くボードがすべてではないんだ。このボードはフィンが無い状態でどれだけのスピード感が体感出来るかを確かめたいんだ。通常はフィンが波の抵抗を受けてスピードを止めてボードはターンを可能にしてくれる訳だけど、”VORTEX”は両サイドの尖った部分で波の力を受けてターンして行く。もちろんセンターにはフィンが無いから抵抗を受けずにボードは最速に走るはずだ、、、。理論では分かっているが、実際に乗ってみないとその真実は分からない、、、みんなに説明しても理解出来ないだろう、、、ライディングを見せるしかない!!、、、。

次回はいよいよパドルアウトをして沖へ向かいます。記念すべきファーストライドはどんなライディングになるのか?お楽しみに!!