Santa Cruzエリアでは、PWC(Personalized Water Craft) つまりジェットスキーを使ったビッグウエーブのTow Inが盛んです。 特にこれから冬になると、大きな北のうねりが入ってくるので、Big Waver達は、Gunを持ち出し、ジェットスキーを整備、トレーニングをしながらThe Dayに備える訳です。
Santa Cruzの一番北には有名なMarvericsがあり、ここではもう30年以上も前からBig Wave Ridingが行われていますが、この20年くらいは、やはりPWCでのTow Inが多くなっていた様です。
この写真のポイントはもっと南に降りた、モントレーベイにあるポイントでゴーストツリーと言う、比較的新しいポイントです。この数年はBillabongがイベントを行ったりして、かなり露出も増えているポイントで、有名なゴルフコースの沖にあります。 波が立つと、それこそパイプラインの様に、目の前でこんな波に乗るサーファーを見られるので、ちょっとしたエンタテイメントになっているらしいです。
さて、このTow-Inという行為、パドルでBig Waveに乗るサーファーに言わせると、邪道だ、という意見もありますし、即席でBig Wave Ridingを出来る事から危険な場面もある様です。 実際にこのゴーストツリーでも昨年死者が出ました。
それと、ジェットスキーが大量のガソリンや騒音を撒き散らしたり、環境破壊に繋がる事もあり、もう長い間これを禁止するべきだ、とする意見もありました。
最近地元の行政が、先日来年の2月以降、このエリアでのジェットスキーの使用を禁止する通達をだした事で、このゴーストツリーでのTow-Inは出来ない事になりそうです。
ここは国立公園内のポイントなので、そういう結果になった様です
ただ、世界的に有名なマーヴェリックスでは、安全性を考え、ある程度以上の波のサイズになったら、特別にジェットスキーの使用が許可される、という例外も認められたそうです。
僕は、こんな波に乗った事は無いし、これからも乗る事は無いのでしょうが、この決定がサーファーにあたえるインパクトはかなり大きく、これから色々な議論がなされる事になりそうです。 やっぱりBig Wave Junkieにとっては、辛い決定でしょうね。。。
英語ですが、Surfer誌のWebで詳しい記事が読めますので、興味のある方はこちら↓へ!
http://www.surfingthemag.com/news/surfing-pulse/ghost-tree-rip-noaa-decision-111708/