F-Type Glassing Factory, Inertia!

F-Typeを巻いている工場はどんな場所!?
まず最初に工場名。INERTIA(イナーシャ)、Coolな名前だ。イナーシャって言う可愛い友達がいた気がするけどそんな話は後!

Hey Rick,イナーシャの歴史を教えて!?(Tetz)

4年前くらいにイナーシャはサンタアナへ引っ越してきたんだ。社長の名前はMike,結構しっかりした奴でこのビジネスは10年位の経歴がある。以前はNewportビーチの近くに工場があったけど、スタッフは毎日波が気になり自転車で波チェックに行き、サーフィンした仲間達は遊びに集まってきて仕事にならなかった。そこで、少し海から離れた場所に引越して、グラシング(巻き)に集中できるようにしたんだ。この場所に引越ししてからは皆が集中してグラスしている。イナーシャではEpoxy樹脂の硬化の際に温度をコントロールできるオーブンのようなBoxに板を入れて硬化させている。Sandingの後の仕上げに、Sprayを2回かけ、その上にポリッシュをするためクロスの後が無くなるという工夫もしてる。話は変わるが、シェイパーの私は海のそばでシェイプしている。If it is not by the beach, then it’s not grass roots enough! 草は土の上に育ち、コンクリートの上では育たない、サーフボードを削るには海のそばで波を感じ削らなければ良い板は削れないと私は信じているんだ。(Rick Rock)

Epoxyについてはどう思う?(Tetz)

多くのプロサーファーはEpoxyがとても嫌いみたいだ。去年のローワートラッセルズで開催されたWCTに出場している有名サーファーが練習中にEpoxyを知らずに渡されサーフィンした、すごく調子良さそうだった。そして、海からそのサーファーが出てきて一言、俺はこの板で明日の大会出るよ!で、シェイパーがその板は、Epoxyなんだと伝えたら、・・・・。次の日の大会にその板は使われなかった。そして、そのサーファーは一言、俺はEpoxyが嫌いなんだ。。EPS(Expanded Poly styling)とEpoxyレジンで板をとても強く軽く作ることができる。でも一つ従来のポリエスターフォームとは大きく異なる事がある。硬く作られた板はしなりが感じられない。しなろうとしないんだ。プロサーファーは小さい頃から使い慣れた板との違いを感じとり、その違いが気に入らないようだ。いくら調子がよくてもずっと使用してきた感覚の板のほうが信頼できる。軽い板は波の上を良くすべり浮く、板の重さは重要なんだと思う。F-Type Compositeは最高だね!(Rick Rock)

Epoxyは今後もプロサーファーに好かれない?(Tetz)

重要なのは、Epoxyがコンスタントに一定の品質で生産されていくこと。時間と共に今後育つプロサーファーでEpoxyに載りなれた奴が出てくると思う。(Rick Rock)

今回Rickが削ったF-type CompositeでEPS+Balsa RailでEpoxy樹脂の板があるけど、この板は!?(Tetz)(白ベースの板にレールがBalsaの板)

I think it’s bitching! この板はとても調子良さそうだ。とても軽くて丈夫でしなりがある。持って感じてくれよ!(Rick Rock)

この後も板についての話で盛り上がり、Tetz(私)も欲しくなってしまった。本当に軽く調子が良さそうだ!そういえば、先週Just Foamの工場が火事になったらしい・・。